消すには。。。

消しゴムで消す 紙を破く シュレッダーにかける 消去ボタンを押す ゴミ箱に捨てる 火で焼く どこかに置き忘れる 消す方法はたくさんあるのに どうして悲しくて辛い想いは消えないんだろう

夫婦は元から他人 親子は他人の始まり 血が繋がっているから よけいに始末が悪い

覚醒したくないのです

平井堅 Hirai Ken -ELEGY 哀歌(エレジー( Ken's bar Winter 2009)

電話

この時間にかけたらでない わかっているのに かけてみる 数回の呼び出しコール その後は聞きなれた女性の声 留守番電話 そしていつものように「やっぱりね」と 独りごと

春の夜の雷

桜が咲き 手放しに春の到来を喜ぶ そんな穏やかな日 明日へと時が流れる闇の中 雷がなる 花冷えをまとった雨 その雨は私 しみこむ夢 でも夢はみない youtu.be

アマイカゲ   EGO-WRAPPIN’

アマイカゲ ego-wrappin 会いたい心はポッカリと浮かんで空回る糸すっかりちぎれた目を凝らし堪えきれぬほどの速さは掴めない 急速に足りない噛みしめ味わった錯覚で全て 感じ取る手一杯に満たす 流れるあの場所へ 傷あわてて舐めて癒す言葉は途切れたまま…

もう2度と浮かぶことのないように 深く深く 音もなく 光も無く 浮かび上がらないように そうすれば傷つくことも傷つけることもない

戻る

あっという間に戻ってしまった 深い深い暗い 少しづつ乗り越えてきたのに 戻るのは一瞬 このまま沈んだままの方がいいのかと思う 乗り越えてもいとも簡単に戻るのなら

湯上りの 鏡に映りし わが肌に 刹那の桜 咲き散りゆく

身支度

雲の流れ 風の動き 気になる 何色の服を着てゆこうか 鏡に映るのは誰 光が差し込む部屋にとりどり散らばる服

ぬくもり(改訂)

雪冷えに 寄り添い眠る 髪白き人 ぬくもり残る 湯たんぽひとつ

ぬくもり

雪冷えに 寄り添い眠る 白き髪の人 ぬくもり残る 湯たんぽひとつ

愚者

笑えた 呆れた 愚かしささえ感じる SNSを渡り歩き 同じことを繰り返す △△気取りの歌を詠む

立ちふさがる

去年の今日 そして今年も泣いた 冬が嫌いになった それ以上に雪が嫌い 何度諦めればいいのだろうか

あなたの空で

好きという言葉でもなく 愛しているという言葉でもない 恋しい その言葉がそっと寄り添う 心も體も youtu.be

新月

これから ふくらみはじめる期待喜び悲しみ苦しみ 立冬の新月

梔子

愛おしいあなたの胸 しっかりとした四角く厚い胸 骨の重みを感じる喜び 溶け合う時刻

逢瀬

三度びお会いして、四度目の逢瀬は恋になります。死なねばなりません。それでもお会いしたいと思うのです。 『陽炎座』 スクリーンの中で繰り広げられる夢 月夜の晩に見る夢